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菅村 玄二 監訳『認知臨床心理学の父 ジョージ・ケリーを読む:パーソナル・コンストラクト理論への招待』(北大路書房,2017年)

ジョージ・ケリー(1905-1967)は,1950年代に認知・感情・行動を分割せずに「統合的」にとらえる画期的な枠組みを提唱した。現代の心理学から見ても色あせないどころか,さらに先を見据えたその理論を解説する。

串崎 真志 編『絶対役立つ臨床心理学:カウンセラーを目指さないあなたにも』(ミネルヴァ書房,2016年)

日々の学生生活・社会人生活の中で、臨床心理学の知見はどのような意味を持つのか? 自分自身に役立つ知見を学ぶテキスト。

木戸彩恵著『化粧を語る・化粧で語る:社会・文化的文脈と個人の関係性』(ナカニシヤ出版,2015年)

プライベート、勤務中、彼氏、友達・・・。時に楽しく、時に義務的に、女性は装う。インタビューから、化粧という行為の意味に迫る。

村瀬孝雄・村瀬嘉代子 編『[全訂]ロジャーズ:クライアント中心療法の現在』(日本評論社,2015年)

中核条件,歴史的な展開,アタッチメント,マインドフルネス,ナラティヴ,神経科学との関連など,最新の展開まで網羅。

田中俊也・山田嘉徳 共著『大学で学ぶということ:ゼミを通した学びのリエゾン』(ナカニシヤ出版,2015年)

4半世紀にわたって大学でゼミ指導に関わった一人の教員とその学生たち。その記録から大学における学びの意味を問う。

子安増生・田中俊也・南風原朝和・伊東裕司 共著『教育心理学第3版』(有斐閣,2015年)

教育心理学に関する定評ある標準的テキストを,学習指導要領の改訂や教育環境の変化など新版刊行後12年間での新たな動向・知見を踏まえて,すべての章についてアップデート。

串崎真志著『リフレクティブ・マインド』(ratik,2013年)

自分の思考や情動を「横に置き」しばし立ち止まって考える。自分や他人のことを考え、過去や未来を思い浮かべる。心理学、脳神経科学の最新の膨大な研究成果をもとに、こうした「心のはたらき」の全体像を描く1つの試み。

串崎真志著『心は前を向いている』(岩波ジュニア新書,2013年)

三か月児から大人までを対象とした多くの心理学実験が,人の心の基本設計をどう描きだしているのだろうか。信頼,想像,錯覚,がまん,疲労,悲しみなどのキーワードごとに,実験を通して心の向き方を解説。後ろ向きになりやすく,ネガティブな感情にも役立つ機能があることから,前を向くための秘訣は?

串崎真志著『共感する心の科学』(風間書房,2013年)

共感に関する心理学の最新の実験を紹介。あくびがうつるなどの無意識的な共感,赤ちゃんの共感とその発達,共感できない心など,多くの研究をわかりやすく解説。

串崎真志著『協力する心の科学』(風間書房,2013年)

人と人が協力する心の仕組みを最新の実験を例に、信頼や共感の感情、相手を理解するという基本的現象からわかりやすく解説。

春木豊・菅村玄二編訳『マインドフルネス瞑想ガイド』(北大路書房,2013年)

マインドフルネスストレス低減法(MBSR)を世界中に普及させたジョン・カバットジン自身が行っている教示CDを翻訳し,新稿や解説などを加えて再編したもの。MBSRは,精神医学領域でも,薬物療法と少なくとも同等の効果があると認められ,脳科学的なメカニズムも明らかになりつつある。

串崎真志著『セルフケア24のアプローチ』(風間書房,2012年)

心理学に知見に基づいて,自分自身をケアするための24のアプローチをわかりやすく解説。現代のストレス社会において自分らしいセルフケアをみつけるためのヒントとなる書。

日本人間性心理学会編『人間性心理学ハンドブック』(創元社,2012年)

人間性心理学の歴史・理論・実践が概観できる。キーワード辞典付き。本学からは池見陽,串崎真志,菅村玄二ほか,大学院の卒業生も執筆。

池見陽・L. ラパポート・三宅麻希著『アート表現のこころ』(誠信書房,2012年)

ワークショップでの写真と逐語記録を掲載。フォーカシング指向アートセラピーと、体験過程流コラージュワークの実際が理解できる。

村山正治・中田行重編著『新しい事例検討法PCAGIP入門』(創元社,2012年)

パーソン・センタード・アプローチ(PCA)の考え方をもとに開発された新しい事例検討法、PCAGIP法。「批判しない」「メモをとらない」というルールのもと、守られた空間の中でグループ成員の相互作用から問題解決に役立つヒントを生み出し事例提供者の心理的成長を目指す。教育、福祉、看護などの幅広い対人援助職のための事例検討法として注目されており、その体系化された方法や具体的なやり方を初めて紹介する入門書。

串崎真志著『自分をみつめる心理学』(北樹出版,2011年)

自分を見つめ直すという視点で,カウンセリングの技法がわかりやすく紹介されている。他書では紹介されていない海外のアプローチにも触れられており,心理療法の入門書としてだけでなく,ベテランのセラピストにもお勧めできる。

池見陽著『僕のフォーカシング=カウンセリング』(創元社,2010年)

フォーカシング創始者ジェンドリン(カール・ロジャーズの愛弟子)に直接教えを受けた日本のフォーカシング第一人者による異色の入門書。カウンセリング一般、精神分析までを射程に入れた巧みな理論考察、およびフォーカシングの実際がわかるスリリングなライブセッション3つを小説仕立てで語り尽くす。「フォーカシング技法論からの脱却」「カウンセリングの呪縛を解く」など、著者ならではの筆致がさえわたる入魂の一冊。

松村暢隆ほか編『認知的個性:違いが活きる学びと支援』(新曜社,2010年)

これまで日本の教育では、才能教育と、発達障害や学習障害支援とがまったく 別の実践として捉えられてきた。しかし才能も発達障害も、個人のもつ多 様な「認知的個性」として捉え直すと、才能教育・個性化教育を含む通常教育、 発達障害に関わる特別支援教育・精神医学等、いままで個別に処遇されてきたことがらが見事につながり、それぞれの研究と教育的実践の関連がはっきりと 見えてきた。本書が提唱する「認知的個性」という概念は、教育界に新風を巻き起こす。

松村 暢隆 著『才能と教育』(放送大学教育振興会,2010年)

才能教育は、世界中で実施され、研究されている。すべての子どもには才能を開花させる権利と可能性があり、才能は社会の共有財産であるという信念が背景にある。教育への要請が多様化し、個性を活かす教育が求められている現在では、才能を正しく理解し、発達障害児も含めたすべての子どもの才能を見出して対応することが求められている。本書では、才能とその発見、社会的意味、そして才能を伸ばす指導について考える。

安藤美華代・眞田敏・加戸陽子著『子どもの発達障害・適応障害とメンタルヘルス』(ミネルヴァ書房,2010年)

困難を抱えている子どもたちを学校でどのように理解し、支援することができるのか? 第1部では発達障害・適応障害について医学的・心理学的視点から解説し、第2部では教員やスクールカウンセラーが実践事例を紹介。学校現場で子どもにかかわる際に役立つ本。

岡村達也・小林孝雄・菅村玄二 著『カウンセリングのエチュード』(遠見書房,2010年)

カウンセリングとは何か? 楽しく、考えさせられる、目からうろこのカウンセリング論。ロジャーズは、かの有名な3条件のなかで、共感すべし、とは言っていなかった? カウンセリングを認知心理学的に考えるとどうなる? ロジャーズは構成主義者だった?
・パーソン中心カウンセリングにRCTによるエビデンスがある?

野村幸正著『熟達心理学の構想』(関西大学出版部,2009年)

認知科学者の著者が、インド心理学の知見、20数年に及ぶ仏像彫刻の内部観測・省察と認知科学の知見とを自らの実践を介して融合し、身体・行為の復権を目指した。表象と状況の二分法を人の働きの内に止揚して確立した熟達理論から、心理学、人工知能、認知臨床の研究の在り方を提言する野心作。

松村暢隆著『本当の「才能」見つけて育てよう』(ミネルヴァ書房,2008年)

才能教育って、英才教育じゃないの? 英才教育が子どもをダメにする? 才能のある子どもほど、実は困っている。多様な伸びる力に気づき、育てたい、そんな心ある親と教師に贈る。

加戸陽子著『発達障害をともなう子どもへの神経心理学的検査』(関西大学出版部.2008年)

注意欠陥/多動性障害や広汎性発達障害をともなう子どもへの支援検討の手法としての神経心理学的検査について、特に、ウィスコンシンカード分類テストを中心に取り上げた。発達障害領域における研究動向についても論及。特別支援教育実践の一助となることを目指した基礎的知見解明とその臨床応用についての書。

比留間太白・山本博樹編『説明の心理学』(ナカニシヤ出版,2007年)

聞き手・読み手にとって納得できる「説明」とは何か? プレゼンテーション、マニュアル、アカウンタビリティ……。現代社会のコミュニケーションの要=「説明」。常に「説明」が溢れ、求められる現代社会を「説明社会」と位置づけ、その体系的な見通しを探究するために理論、実践面から最新の心理学的知見を結集した新領域、初の概論!

西條剛央・菅村玄二・斎藤清二ほか編著『エマージェンス人間科学』(北大路書房,2007年)

人間科学に通底する理論・方法・実践を基軸とし,それらの間それぞれの関係に焦点化して論じることによって,領域やテーマを超えた人間科学のあり方について,その目指す全体性を実現する筋道の確保を試みた。最終章には,全体を踏まえた包括的論考を置き,各論考をリソースとしさらなる創発知が生まれることを企図した。

串崎 真志・中田 行重 著『研究論文で学ぶ臨床心理学』(ナカニシヤ出版,2006年)

臨床心理学のさまざまな理論・知見はどのように明らかにされてきたのか。古典的な重要研究から最新の論文まで、各領域の研究史・エッセンスがわかるよう紹介する。論文の読み方・まとめ方・その面白さを伝える臨床心理学への入門書。

中田行重・串崎真志著『地域実践心理学』(ナカニシヤ出版,2005年)

心理学を学んで地域づくりに参加しよう!子育て支援・高齢者支援ボランティアなど、実際の地域活動に役立つ心理学の基礎をやさしく解説。

田中俊也著『思考の発達についての総合的研究』(関西大学出版部,2004年)

古より、夜空の星は、運行の記録から、その背景にあるものを探り出そうとする人間の知的好奇心をくすぐる源でもあった。そこから天文学が生まれることとなった。本書は、このような、現象の背後に潜む統制原理がいったい何であるのかを探るという問題解決に向けた、収束的な思考の過程について扱う。

串崎真志著『悩みとつきあおう』(岩波ジュニア新書,2004年)

自分・他人の意識がはっきりしたり,大人に近づいたり,社会との関わりを意識したりで,若い世代は悩みをかかえがちだ.感情をコントロールできない,性格を直したい,自信がもてない,生きる意味がわからない--そんなさまざまな悩みにどう対処すればいいのか.無理に解消するのでなく,つきあい方を考えよう.

松村 暢隆 著『アメリカの才能教育』(東信堂,2003年)

わが国の主流をなす集団一律教育には重大な欠陥がある。人間の多様な個性を適切に活性化する理論と方法が欠如している。「出来る子は放っておいても大丈夫」という神話は崩れ、今や英才児に対しても情緒的・社会的支援の必要は明らかだ。才能教育は英才教育とは違う。だがそれは英才教育、学習遅滞児教育、障害児教育を含め、戦後平等教育が見失っていた、児童生徒の多様な「叫び」に応える不可欠な教育実践なのだ。

比留間 太白 著『よい説明とは何か』(関西大学出版部,2002年)

これまでの説明研究の成果を検討し、「よい」説明とは何かを探究する。認知主義の説明研究の特徴と難点を確認し、認知主義の批判者として登場した社会的構成主義の説明研究が、説明の現実をどのようにとらえているのかを明らかにする。そして、説明の現実を変革し、「よい」説明とするにはどのような可能性があるのかを提案する。

池見陽著『心のメッセージを聴く:実感が語る心理学』(講談社現代新書,1995年)

カウンセリングと実感――「気持ち」という場合、悲しい、寂しい、嬉しい、など特定の内容をもった感情を指すが、「実感」はそれらよりも複雑で漠然とした、実際に感じられる体験という意味で用いる。自己の解放は内なる「実感」を感じとることから始まる。重く停滞した心を開くフォーカシングの技法を、心理臨床の現場から解説。