研究会コアメンバー紹介

 

池田 佳子
関西大学 国際部 教授

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専門分野

社会言語学;日本語教育;異文化間コミュニケーション;応用言語学;異文化理解教育

取得学位

Ph.D (Japanese Language) 2007年 5月 ハワイ大学
Advanced Certificate for Second Language Studies 2007年 5月 ハワイ大学
MA TESOL 2000年 6月 ポートランド州立大学

紹介・メッセージ・ご挨拶

関西大学国際部教授およびKU-COILコーディネーター。「グローバル・キャリアマインドを培うCOIL Plusプログラム」の主任プロジェクトマネージャーであり、グローバル教育イノベーション推進機構(IIGE)の副機構長を務める。ハワイ大学マノア校で日本語学、外国語教育、会話分析を専門とする博士号を取得。国際教育分野における研究は、大学キャンパスでの国際化であり、海外の大学と共同で実施する学習プログラムを構築しています。現在、「グローバル・キャリアマインドを培うCOIL Plusプログラム」の他に、文部科学省委託事業:SUCCESS-Osaka(留学生の就職促進プログラム)2017-2021プロジェクトも担当し、日本で勉強した留学生の雇用促進に取り組んでいます。

関山 健
京都大学 総合生存学館 准教授

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専門分野

気候安全保障、米中・日中関係、国際政治経済論、国際協力論、国際教育論

取得学位

修士(国際関係学)  香港大学
博士(法学)  北京大学
博士(国際協力学)  東京大学
Master of Liberal Arts  Harvard University

紹介・メッセージ・ご挨拶

財務省で予算編成や法令起案、外務省でアジア向けODA立案や経済連携協定の交渉などの政策実務を経験した後、東京大学、北京大学、ハーバード大学の各大学院で学び、大学・公益財団法人等を経て、2019年4月に京都大学大学院総合生存学館へ着任しました。
私の研究領域である国際政治経済学(International Political Economy)とは、簡単に言えば、経済問題に主な関心を寄せる国際政治学の一分野です。 具体的には、貿易、投資、国際金融、環境、資源エネルギーなどを巡る国家間の協力や対立の因果関係を明らかにし、必要な解決策を提示することを目指す研究領域です。 総合生存学との関係で言えば、環境問題、貧困、民族紛争や資源エネルギーを巡る対立など、多くの地球規模課題に解を導く分析枠組みを提供するのが、国際政治経済学であると言えます。 私は、国際政治経済の研究者として、どうやったら持続可能な国際社会を実現でき、その中で日本は、どうやったらより良いポジションを確保できるのか、といった事に指針を示したいと考えています。

永井 敦
広島大学 森戸国際高等教育学院 特任助教

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専門分野

高等教育、心理測定、外国語教育・学習、教育心理学 

取得学位

2009年 - 2012年 慶應義塾大学 社会学研究科 教育学専攻 University of Maryland

紹介・メッセージ・ご挨拶

2017年4月より広島大学国際センター(2018年10月より森戸国際高等教育学院)に着任いたしました。主にPEACE学生交流プログラムという双方向学生交換プログラムの教育交流コーディネーターを務めており、協定大学とのやりとりや、本プログラムに参加している日本人及び留学生の支援を行っています。学術的には、高等教育の質保証に興味があり、現在は留学の効果を心理的に測定する方法について研究を行っています。

太田 浩
一橋大学 森有礼高等教育国際流動化機構全学共通教育センター 教授 言語社会研究科 教授

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専門分野

学生流動化、留学生政策、高等教育の国際化、国際教育交流、高等教育政策

取得学位

博士(State University of New York at Buffalo)
2008年6月

修士(State University of New York at Buffalo)
2001年6月

紹介・メッセージ・ご挨拶

一橋大学 全学共通教育センター教授 Hitotsubashi University Global Education Program (HGP) ディレクター, 1964年福岡県生まれ。2001年ニューヨーク州立大学バッファロー校教育学大学院教育政策研究科修士課程修了(Ed.M.取得)及び2008年同博士課程比較・国際教育学専攻修了(Ph.D.取得)。東洋大学国際交流センター、ニューヨーク州立大学バッファロー校国際教育部、一橋大学商学研究科専任講師、同大学国際戦略本部准教授を経て、2010年より現職。2013年より留学生教育学会副会長。専門は比較・国際教育学,高等教育国際化論、異文化間教育。主要著書に「日本人学生の内向き志向再考」、「韓国の学生国際交流政策」(横田雅弘・小林明編 『大学の国際化と日本人学生の国際志向性』学文社,67-93頁,2013年)、「東アジアにおける高等教育国際化の比較と連携」(黒田一雄編 『アジアの高等教育ガバナンス』勁草書房,275-300頁,2013年)、“Japanese Universities’ Strategic Approach to Internationalization: Accomplishments and Challenges”, In A. Yonezawa, Y. Kitamura, A. Meerman & K. Kuroda (Eds.), Emerging International Dimensions in East Asian Higher Education, Heidelberg: Springer, pp. 227-252, 2014.など。

Alexander Bennett
関西大学 国際部 教授

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専門分野

日本史

取得学位

人間・環境学 博士 2001年 9月 京都大学
Ph.D. (Japanese Studies) 2012年 7月 カンタベリー大学

紹介・メッセージ・ご挨拶

関西大学教授。1970年、ニュージーランドのクライストチャーチに生まれる。87年に交換留学生として初来日、千葉県の高校の部活動で剣道を始めたのをきっかけに武道に惹かれ、武士道にも深い関心を抱くようになる。カンタベリー大学卒業、同大学院修士課程修了、京都大学大学院人間環境研究科博士課程修了、カンタベリー大学院博士後期課程言語・文化研究科日本文化修了。国際日本文化研究センター助手、帝京大学日本文化学科講師等を経て09年より現職。剣道教士7段、居合道5段、なぎなた5段など。2011年の第5回世界なぎなた選手権で準優勝。剣道のニュージーランド代表監督として、第15回世界剣道選手権大会(12年)ではチームを歴代最高のベスト8に導いた。『KENDO World』という世界唯一剣道の英語専門誌創立者・編集長。『日本の教育に〝武道″を』(明治図書)、『ボクは武士道フリークや!』(小学館)、『武士の精神(エトス)とその歩み』(思文閣出版)『日本人の知らない武士道』(文春新書)など、日本文化について英語と日本語で書かれた著書が多数ある。 国際なぎなた連盟副会長、全日本剣道連盟参与 、日本武道学会理事。

古川 智樹
関西大学 国際部 准教授

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専門分野

日本語教育

取得学位

博士(文学) 2011年 7月 名古屋大学

紹介・メッセージ・ご挨拶

私たちの考える授業スタイルは必ずしもすべての教員や学生にマッチするとは限りません。「日本語教育に反転授業はふさわしくない」と考える教員や、従来型の授業を望む学生もいるでしょう。どうやって理解を得るか、妥協点を見出さなくてはなりません。
また、今は小学生がプログラミングをする時代です。小さな頃からICTを活用して学習してきた学生と教員とでは、世代が全く違う。反転授業は、教員の役割を教える者からファシリテーター(促進者)へと変えるもの。今後は教員の指導能力を高める実践的な研修も必要となり、教員は教育の世代間ギャップを敏感に感じ取りながら教員自身が学習を続けていかなくてはなりません。

上田正人先生

上田 正人
関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 教授

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専門分野

構造・機能材料

取得学位

修士(工学) 大阪大学
博士(工学) 大阪大学

紹介・メッセージ・ご挨拶

実は私、サンゴの専門家ではないんです。専門は金属・セラミックスで、研究のメインテーマは細胞プリンターや人工骨の開発。生体/人工材料界面の基礎研究です。
例えば、人工骨。その名の通り“人工材料”なので、体に入れるには工夫が必要です。
骨は骨芽細胞が産生したコラーゲンに血漿中のイオンが吸着・結晶化することで作られます。アパタイトと呼ばれる物質です。骨芽細胞に人工骨を生体骨と誤認させ、その表面で骨を作らせる研究です。

都竹 茂樹
熊本大学 教授システム学研究センター 教授

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専門分野

ヘルスプロモーション、トレーニング科学

取得学位

修士(教授システム学)熊本大学
公衆衛生学修士(Master of Public Health)ハーバード公衆衛生大学院(アメリカ合衆国)
医学博士 名古屋大学

紹介・メッセージ・ご挨拶

臨床医、オリンピックや実業団スポーツ選手へのトレーニング指導、そして肥満やメタボ、骨粗鬆症の疫学研究者を経て、現在はカラダを引き締め、病気にならないための運動・食事プログラムの開発・普及に取り組んでいます。2011年に熊本大学に着任してからは、一般(社会人)向けの「生涯学習」に携わっています。よく「勉強なんて、もう歳だから無理」という声を聞きますが、私がアメリカの大学院に入学して勉強していたのが40歳の頃。上には上がいるもので、そこでは60代の学生も珍しくはありませんでした。「学びに年齢は関係ありません。遅すぎることはないんです」と、みなさんに伝えていきたいと思ってます。
ニューヨークを皮切りに、大阪、高知、名古屋、三重、ハワイ、ボストンを放浪(!?)し、熊本へたどり着きました。初めての九州は見るもの、聞くもの、口にするものすべてが新鮮で、毎日がワクワクです。週末はお気に入りの場所、江津湖でジョギングしています

山本敏幸先生

山本 敏幸
関西国際大学 社会学部 社会学科 教授

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専門分野

教育工学, 地域研究, 外国語教育, 日本語教育, 科学教育 (キーワード:ICT活用教育、STEAM)

取得学位

教育工学(インストラクショナル・デザイン、e-Learning)(2002年5月 インディアナ州立大学)

紹介・メッセージ・ご挨拶

リーダーシップや交渉力、課題解決力など、社会人基礎力の重要性が改めて指摘されている。こうした社会ニーズに応えるためには、教員が一方的に知識を伝える従来の教育ではなく、学習者が主体となって学習を行う教育へのパラダイムシフトが必要だ。山本敏幸教授は、アクティブラーニングなどの学習スタイルを取り入れた全学共通科目の授業、ICT(インフォメーション・コミュニケーション・テクノロジー)を活用した授業の進め方の開発・普及、e-ポートフォリオの導入に向けた研究などを進め、これからの高等教育の在り方を提示する実践的な取り組みを行っている。
私は石川県小松市の出身で、小松高校から獨協大学ヘ進みました。獨協大学はドイツ哲学者、カントの研究をされた天野先生が創立された大学です。そこで、英語学(理論言語学)を学び、それが縁で、上智大学で言語学を学びました。その後、アメリカへ留学し、言語学の研究を続けました。気がつけば20年以上の月日が過ぎていました。その時期はちょうどパーソナルコンピューターが教育に活用され始めた時期で、コンピューターを活用した教育の研究が盛んになっていました。次第に教育にインターネットも導入され、コンピューターネットワークを使った教育が主流になってきました。教育工学で学位を取って、日本に帰ってきました。今は専門を活かし、海外の大学と交流授業をおこなっています。また、留学生も交えて、丹波地域で地元の高校生達とも協働で、地方創生のプロジェクトをおこなっています。