AASG 関西大学経済学部アジア・アフリカ研究グループについて
本研究グループは、関西大学経済学部のメンバーを中心とした、アジアおよびアフリカに関する研究の情報交換を目的として設立されました。
その契機は、平成23年度に関西大学より学術助成基金を受けた研究プロジェクト「アフリカおよび東南アジアへ向かう中国資本」の実施です。この基金を得て、本グループの構成員である北川、後藤、北波の3名は、2010年9月、南アフリカ共和国の調査に赴くことができました。そして、すでに批判と賞賛、脅威説と恩恵説が入り乱れていた中国のアフリカ進出の実態の一端に触れることができたのです。
今日、中国経済の台頭は様々な局面で国際情勢の変動に影響を与えている一方で、その落ち着く先は、まだはっきりとは掌握できない状態です。しかし、すでに20世紀とは大きく異なる新しい国際秩序が生まれつつあることは感じ取ることができます。そこで、我々は、アジア、アフリカ諸国の地域研究のみならず、国際関係のダイナミックスを観察し、分析することで、こうした流れを読み解こうと、アジア・アフリカ研究のプロジェクトを継続させたいと考えています。
その、情報の収集および発信の基地として、このホームページを微力ながら発展させることができたら、大変幸いに思っております。
（北波道子）