Program for EU-Japanology Education and Research(PEJER)
斎宮模擬フィールドワーク(三重県)
 
 
 

日時: 平成20年3月26日(水)
担当教員: 田中 登(文学部国語国文学専修・教授、実施責任者)
       大島 薫(文学部国語国文学専修・教授)
企画担当者: 殿本 佳美(関西大学EU-日本学教育研究プログラム 事業推進支援スタッフ)

参加者:6名(在籍者)
行程: 3/26(水)
 13:00斎宮駅集合-13:30斎宮歴史博物館-15:45いつきのみや歴史体験館-18:00難波駅にて解散

実施報告
斎宮(さいくう)とは、天皇に代わって伊勢神宮に仕える斎王の宮殿と役所である斎宮寮があった場所の名称です。斎王は天皇が代わるごとに新しい未婚の内親王(女王)の中から選ばれ、天皇が譲位するまで退下することができませんでした。斎宮模擬フィールドワークでは、平安時代中期の朱雀天皇の御代に斎王となり、次の村上天皇の女御となった徽子女王(斎宮女御)の家集である斎宮女御集の鎌倉時代の写本などの見分け方について詳しく解説していただきながら見ることができました。
  映像展示室では再現映像によって都から斎宮までの斎宮群行の理解を深め、その他の展示室では斎王を選ぶための卜定(ぼくじょう)に使用された亀甲や斎宮復元模型などを見、年表によって斎王制度の起源から衰退まで詳しく解説していただき、その後いつきのみや歴史体験館へ向かう途中、10分の1サイズで再現された史跡模型を見学しました。
  いつきのみや歴史体験館では当時の香を聞き、斎王が使用した輿である葱華輦(そうかれん)の乗車体験や袿(うちき)を羽織るなどの体験を通じて当時の生活を体感することができました。

 
 
 
 
大学院教育改革支援プログラム 関西大学EU―日本学教育研究プログラム