ご挨拶
このたび、日本描画テスト・描画療法学会第28回大会を2018年8月25日(土)、26日(日)に関西大学で開催させていただくこととなりました。初日はワークショップと認定描画療法士資格認定研修会、懇親会を行い、二日目は研究発表・事例検討、総会、特別講演、シンポジウムを予定しております。
第28回大会は「これからの描画」を大会テーマといたしました。描画を用いたアセスメントやセラピーについて現在までに多くの知見が蓄積され、その有用性が示されてきました。今後も心理臨床の世界で描画を用いた実践がさらに発展していくには、描画をどのように活用し理解していくのか、描画の可能性はどのような方向に広がっているのか、臨床実践および研究の両面から検討したいと考えています。そこで、臨床における描画について造詣の深い寺嶋繁典先生(関西大学大学院)に特別講演をお願いいたしました。また、シンポジウムでは描画の発展していく可能性を探るべく、「描画テスト」「描画療法」「描画の研究」の三つの観点から、第一線でご活躍の先生方に話題提供をお願いいたしました。「描画テスト」については川端康雄先生(大阪医科大学)、「描画療法」は寺沢英理子先生(広島国際大学大学院)、「描画の研究」は生地 新先生(北里大学大学院医療系研究科)に、話題提供いただきます。さらに、本学会の会長でいらっしゃいます高橋依子先生(大阪樟蔭女子大学)には指定討論の立場からご意見を頂き、参加者の皆様とともに描画の展望を描きたいと考えています。
8月の大阪は厳しい暑さが予想されますが、夏休みのひと時に大阪観光もかねて是非ご参加くださいませ。有意義な大会になりますよう運営委員一同、精一杯準備をし、先生方のご参加を心よりお待ちしております。
日本描画テスト・描画療法学会第28回大会
大会会長 香川 香