KANSAI UNIVERSITY

経済実験センターとは

経済実験センター全体図

関西大学経済実験センターは文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の採択に基づき、2014年6月に設置されました。本センターでは経済学の理論的成果が社会人・高齢者の経済行動を説明できるかどうかを検討してまいります。とりわけ、近年経済学の検証手段として有効性が確認されている、アンケート調査と経済実験に基づいて調査を進めます。経済実験といいますと学術的で難しいもののように聞こえますが、そのようなものではありません。簡単なゲームに参加していただく中で参加者の行動を収集し、収集したデータからさまざまな意味を見出す研究手法で、2002年には経済実験の専門家がノーベル経済学賞を受賞するなど確立された分野です。これまでは実験やアンケートの参加者は学生であることがほとんどでしたが、本センターでは高齢社会の日本において経済活動の重要な担い手である社会人・高齢者の経済活動データを収集・分析し、政策提言につなげたいと考えております。

一般の方には経済実験にぜひとも参加いただければ幸いです。ご興味をもたれた方は「実験参加希望の皆様へ」をご覧ください。

また、本センターは学外の研究者の方も経済実験の実施環境を提供いたしております。学生の参加登録者は1000人を超えておりますので、各種実験の実施が可能であろうかとおもいます。ご興味をもたれた方は「実験実施を希望する研究者の皆様へ」をご覧ください。詳しい情報にアクセスできます。

本事業"高齢者の意思決定支援制度を構築する開放型経済実験拠点の形成"は、文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成26年度~平成30年度)の採択事業です。

<私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の目的>
私立大学戦略的研究基盤形成支援事業は、大学の経営戦略や研究戦略に基づき、各大学が特色を活かした研究を実施するため、その研究基盤の形成を支援する 事業であり、もってわが国の科学技術の発展に資するものです。(文部科学省HPより)