グローバルに考え、ローカルに学ぶ

地理学・地域環境学教室

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メンバー

教員紹介

     TSUCHIYA,Jun

     

  • 日本とアジアにおける流通システムの経済地理学的研究
  • 日本、インド、バングラデシュ、大都市圏、農山村地域
  •  土屋 純
土屋 純

私の専門は経済地理学、都市地理学、流通産業論、アジア都市論です。日本やアジア諸国における流通産業の実態、消費生活の動向について研究しています。日本では少子高齢化が進み、高齢者を中心とした買い物弱者が増えています。そうした買い物弱者を支援できる流通のあり方について、移動販売やコミュニティショップなどを事例として研究しています。経済成長が著しいアジアでは、特にインドのムンバイやデリーといったインドの大都市をフィールドとして、ショッピングモールの立地展開や郊外中間層の消費生活の一端を明らかにすることを目指しています。このように、日本国内外の流通システムを比較研究することによって、人々の生活や都市のあり方について、国や地域による違いが見えてくると考えています。

【主な担当科目】
学部:知のパスポートb、地理情報システムa、地理学・地域環境学実習ab、卒業演習
大学院:人文地理学研究、地域調査研究、都市地理学特殊講義
【業績紹介】
  • 『小商圏時代の流通システム』
    (共著2013年、古今書院)
  • 「デリー首都圏(NCR)におけるショッピングモールの発展と外資系小売業の参入」
    (『現代インド研究−空間と社会』、3号、2013年)
  • → 詳細は「学術情報へ」
【Mail】
tsuchiya@kansai-u.ac.jp
【内線】
5092
     KUROKI,Takahito

     

  • 自然地理
  • 日本,九州
  •  黒木 貴一
黒木 貴一

 地球表面の岩石,水,空気の移動に伴う姿形を,時間と空間のスケーラブルな切り口から見出す研究をしています。特に岩石を中心に地表を見つめる地形学に興味を持っています。地形学とはいえ,地形・地質-自然災害-環境-教育の四者の関係を常に意識しながら分析を進めます。最近はレーザデータや衛星データを用いた解析手法の検討やその手法の社会応用を考えています。

【主な担当科目】
学部:地震と火山のメカニズムと防災,自然地理学概説,地理学・地域環境学調査研究法
大学院:自然地理学研究,自然地理学研究(演習),自然地理学特殊研究(演習)
【業績紹介】
  • 「ローカルな災害記録のなかでの地形情報の役割—地理空間的属性に着目して—」
    (地学雑誌,130巻2号,2021,197-212)
    「福岡県内の平成30年7月豪雨災害の特徴」
    (地理科学,75-3,2020,146-154)
    「土砂災害に関わる微地形とハザードマップの地域区分」
    (第四紀研究,58-2,2019,137-148
     

  • → 詳細は「学術情報へ」
【Mail】
kuroki0@kansai-u.ac.jp
【内線】
5090
松井幸一
    MATSUI,Koichi

     

  • 東アジアにおける村落空間の比較研究
  • 日本を主とする東アジア
  •  松井 幸一

 

私の専門は歴史地理学、村落地理学です。現在は村落がいかに形成され拡大してきたのかを東アジアを対象として研究しています。
東アジア一帯は大きく見れば似通った風土が広がっており,古くから相互交流も盛んであったために共通の文化が存在します。またかつては中国を中心とした朝貢システムで繋がっていたために中国由来の文化も幅広く広がっています。しかし各地の文化・民俗を見ると単に他国から文化を受容するだけでなく土着の文化と混ざり合い,新しい文化を創り出していることも多々あります。私の研究では村落の形成を伝統的な土地の復原からだけでなく、このような文化・民俗の面から比較・考察したり地理情報システム(GIS)を利用した分析をおこなったりしています。

【主な担当科目】
学部:地理学・地域環境学調査研究法、地理学・地域環境学実習、人文地理学概説、卒業演習
大学院:歴史地理学研究、歴史地理学研究(演習)

【業績紹介】

【Mail】
k.matsui@kansai-u.ac.jp

【内線】
5100

  • 野間 春雄
  • 湿潤アジアの稲作社会の比較研究
  • 稲作、水辺空間、地理教育、地理思想、日本、東アジア、東南アジア、技術史
  • 野間 晴雄
野間 晴雄

専門は農業・農村地理学、文化地理学、歴史地理学、アジア地誌です。日本を含むモンスーンアジア農村社会の比較研究を東南アジア(ベトナム、タイ、ラオスなど)、南アジア(インド、バングラデシュ、ネパール、スリランカ)で行っています。農業、土地、技術、行動、食文化を対象にした農村のフィールドワークと歴史地理学的な方法の融合をめざしています。とくにデルタといわれる水域と陸域の接点にあたる低湿地がいちばんの専門です。ベトナム紅河デルタ、チャオプラヤデルタ、ベンガルデルタなどには何度も足を運び、多くの現地の研究者や友人がいます。都市誌、人間―環境システム、民俗学・人類学との境界領域、歴史GIS、地理教育・地理思想、鉄道にも関心があります。日本では近畿地方をはじめ、九州、瀬戸内海、沖縄、中部地方、東京、東北、北海道などいろんな調査をしてきました。現在は、東アジア海域世界相互の文化交渉と歴史生態を中国、韓国、ベトナムと日本のさまざまな分野の研究者と共同研究しており、中国にも何度か調査にでかけています。

【主な担当科目】
学部:知へのパスポート、人文地理学概説、地理学・地域環境学実習、卒業演習
大学院:文化地理学特殊講義、地誌学・地理教育研究演習、地誌学・地理教育特殊研究演習
【業績紹介】
  • 『 ジオパルNEO―地理学・地域調査便利帖 』
    ( 共編著 2012年、海青社、ナカニシヤ出版 )
  • 『 土地に刻まれた歴史のディスクール―藤岡地理学の遺産をどう活かすか― 』
    ( 月刊地球Vol.35 No.3, 2013.3,4-15頁 )
  • → 詳細は「学術情報へ」
【Mail】
noma@kansai-u.ac.jp
【内線】
5093